こんにちわ、美容師の妻をしているめろんそーだです!

美容師の彼氏&旦那になって12年の私が美容師彼氏・旦那の実態や日常、妻目線での美容室について思うことを発信しています!
同じ境遇の人の共感や参考になれば嬉しいです☺
美容師は休みが少ないイメージを持っている人も多いのではないでしょうか?実際どうなのでしょうか?
結論としては、他の業種に比べると休日日数は少ない傾向があります。では、実際の休日はどれくらいあるのか説明します。
労働基準法で定められた休日
まず初めに法令ルールを確認しましょう。
労働基準法では、最低でも年間105日の休日が必要と定められています。そのため、月に8日~9日の休日が必要になります。
また、有給休暇は、半年以上継続して、すべての労働日の8割以上勤務した従業員に対し、10日分与えられ、基準日から1年以内に5日以上有給休暇を取得することが必要と定められています。
美容室でもこの法令で定められた休日を遵守する必要があります。
実際の美容師の年間休日
では、実際の美容師の休日について説明します。
美容師の休日は、週1日~2日休みの月6日~8日休みが一般的になります。基本的に月曜日や火曜日を定休日としている店が多く、定休日を固定休みとしプラスどこか休みになる場合が多いです。これだけでは休日が少ないように思いますが、この休日にプラスして大型連休の休みなどがあり、労働基準法で定められている年間休日105日は守られています。
また、最近では週休2日制を導入している美容室も増えてきているため、より働きやすい環境が整ってきています。
なんで美容室の定休日は月曜日や火曜日が多いの?
以下の2つの歴史的背景により、その名ごりで現在も月曜日や火曜日を休日に設定している場合が多いです。
<背景①>
第二次世界大戦前後の日本では、全国的に電力不足が深刻になり、「休電日」と呼ばれる電力供給停止日が設けられました。その際、理美容業はパーマで電気を多く使うため、「休電日」である月曜日を休業に設定せざるを得なかった背景があります。
<背景②>
戦後、美容室は数を増やしたための競争が激しくなりました。そこで、それぞれの地域の美容組合は定休日を統一するという「適正化規定」を定め、電力不足の名残であった休電日に基づくことが多く、結果として月曜日が定休日となることが多かったのです。現在はこのルールは完全に廃止されています。

私の旦那も元々は定休日の月曜日と第2第4火曜日が休みの週1日~2日休みでしたが、その後、改善され、現在は毎週、月曜と火曜日が休みの週休2日制となりました!
実際の美容師の有給休暇
では、次に実際の美容師の有給休暇について説明します。
美容師にも有給休暇はありますが、どの程度休めるかは美容室によって異なります。美容師の有給休暇は、以下の理由により、他職業と比べると取りにくい場合が多いです。
- スタッフの人数が少ない
- 指名の予約が入っている
- 土日祝などの稼ぎ時や繁忙時期がある
とはいえ、働き方改革により、年間で5日以上は取得することが労働基準法で定められているため、以前と比べ、有給休暇を取得しやすくなってきています。
有給休暇をとる際は、早めに計画を立て、繁忙期を避けて利用するなど工夫することで休みやすい雰囲気をつくりやすくなります。

美容室は予約が1ヵ月前からネット予約ができる場合が多いので、旦那も有給を取得する場合は、早めに予定を決め、だいたい2ヵ月前には申請するようにしています。
急な予定の場合は仕方ないかもしれませんが、できるだけ早めに申請することで、トラブルなどが起きないようにできるといいですね。
まとめ
今回は、美容師の休日について説明しました。
美容師は他の職種に比べて休日が少ない傾向にありますが、法律で定められた年間105日以上の休日は確保されています。また、歴史的背景から月曜・火曜を定休日とするサロンが多く、近年では週休2日制を導入する店舗も増えており、働きやすい環境が整いつつあります。
有給休暇は取得しにくい面もありますが、働き方改革により年間5日以上の取得が義務付けられています。繁忙期を避け、計画的に取得することで、無理なく休みを取ることが可能です。
美容師の働き方は少しずつ改善されており、今後さらに働きやすい職場環境が広がるといいですね。
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