こんにちは、りりぃです!
「美容師は給料が低い」「美容師は安月給で大変」というイメージを持っている方は多いのではないでしょうか。
私自身も美容師という職業を聞いたときに、真っ先に「収入が少ないのでは?」という印象を持っていました。
では、実際のところ本当に給料が低いのか、それともイメージが先行しているだけなのか、気になりますよね。
結論から言うと――美容師は下積み時代の給料が低いのは事実ですが、スタイリストとして経験を積み、売上を伸ばせば年収アップも十分に可能な実力社会の仕事です。
この記事では、美容師の年収実態や「給料が低い」と言われる理由、さらにキャリアアップ後の将来性について詳しく解説していきます。

美容師の給料に対する一般的なイメージ
多くの人が「美容師=給料が低い」というイメージを持っています。
実際、私も美容師はオシャレで華やかな仕事という印象がある一方、生活面では厳しいのではないかと考えていました。
このイメージが広まっている理由の一つは、下積み時代の収入の低さです。
アシスタントとして数年間は売上を立てられず、補助業務が中心になるため、月給も少なめ。
さらに練習時間が長く、拘束時間も長いため、実質的な時給が低いことも「安月給」という印象を強めています。
厚生労働省のデータから見る美容師の平均年収
ここで、実際のデータを見てみましょう。
厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、美容師(理容・美容師)の平均年収は約379.7万円で、全産業平均(約381.9万円)とほぼ同水準です。
▶ 厚生労働省データ参照
意外かもしれませんが、全国的な平均を見ると美容師の収入は極端に低いわけではありません。
むしろ統計的には、日本の平均的な給与水準とほとんど変わらないということがわかります。
アシスタント時代の給料はどのくらい?
美容師は国家資格を取得したからといって、すぐにカットを任されるわけではありません。まずは美容室に就職し、アシスタントとしてシャンプーやカラー塗布、掃除などの補助業務を行いながら技術を学びます。
このアシスタント時代の給料は月給18〜20万円ほど、手取りにすると約16万円前後。
ボーナスがないサロンも多く、年収にすると約220〜240万円程度になります。
しかも、営業後に練習があるため、実際の労働時間は長く、時給換算すると最低賃金を下回ることも少なくありません。
さらに練習用のウィッグや道具代が自己負担になるケースも多く、手元に残るお金はごくわずか。
これが「美容師の給料は低い」と言われる大きな理由のひとつです。
スタイリストになるとどう変わる?
3〜5年ほどのアシスタント期間を経て、技術が一定レベルに達するとスタイリストデビューできます。スタイリストの初任給は月給20〜25万円、手取りで16〜20万円程度。
年収にすると240〜300万円ほどです。
「アシスタント時代よりは少し増えるけれど、大きな変化はない」と感じる人も多いでしょう。
しかしスタイリストには歩合給や指名料、商品の販売インセンティブなどが加わるため、自分の努力次第で収入を増やすことが可能です。
特に固定客が増え、売上を安定的に伸ばせるようになると、年収500万円以上を狙うことも現実的になります。
さらに店長やマネージャーになったり、独立してサロン経営をしたりすれば、年収1000万円超えを実現する美容師もいます。
美容師の給料が低いと言われる本当の理由

改めて整理すると、美容師が「給料が低い」と言われる理由は次の通りです。
- アシスタント期間が長い(3〜5年は低収入が続く)
- 拘束時間が長い(営業時間+練習時間で1日10〜12時間)
- 練習や道具の自己負担(給料から引かれるケースもある)
- スタイリストになってもすぐには収入が増えない(顧客がつくまで時間がかかる)
つまり、美容師全体の平均を見ると極端に低いわけではないのに、下積み期間が長く、働き方がハードであることが「低収入のイメージ」を強めているのです。
美容師として年収を上げる方法
「美容師は給料が低い」というイメージを変えるためには、スタイリストになってからの努力が欠かせません。
収入を伸ばす具体的な方法には以下のようなものがあります。
こうした工夫によって、一般的な平均年収を大きく超える美容師も少なくありません。
まとめ
美容師の給料は「低い」と言われがちですが、その背景にはアシスタント期間の長さや拘束時間の長さがあります。
しかし、厚生労働省のデータを見ると、美容師の平均年収は約379.7万円で、決して極端に低いわけではないことがわかります。
スタイリストになれば歩合や指名料で収入を伸ばすことができ、店長や独立などのキャリアを選べば高収入も目指せます。
つまり美容師は「最初は給料が低いけれど、努力次第で大きく稼げる可能性がある」職業なのです。
給料だけで判断すると厳しく見えるかもしれませんが、技術を磨き、集客力を身につければ、美容師はやりがいと収入の両方を得られる仕事です。
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