こんにちわ、美容師の妻をしているめろんそーだです!

美容師の彼氏&旦那になって12年の私が美容師彼氏・旦那の実態や日常、妻目線での美容室について思うことを発信しています!
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今回は美容師の労働時間について紹介します。美容師って長時間労働なイメージがありますよね。実際のところどうなのでしょうか?
結論としては、他の業種に比べると労働時間は長くなる傾向があります。では、実際の労働時間と長くなってしまう理由について説明します。
美容師の労働時間は労働基準法で決められている
まず初めに法令ルールを確認しておきましょう。
美容室でも、労働条件の最低基準を定めた法律である労働基準法を遵守する必要があり、労働基準法は、以下の通り定められています。
- 労働時間:1日8時間以内、週40時間以内(従業員が10名以下の場合は週44時間以内)
- 残業時間:1日の8時間を超えた時間を残業時間とし、月45時間、年360時間以内
- 休憩時間:1日6時間以上の場合は最低45分、1日8時間以上の場合は1時間以上
美容師の実際の労働時間は?
実際の美容師の労働時間は、約10時間~12時間と言われています。
美容室の営業時間は平均で9時間~11時間になります。仮に9時間営業の場合であっても、開店に向けた準備等を含めると、実際の労働時間は10時間を超えるものとなります。
また、8時間を超えるため、休憩も1時間以上は取らないといけませんが、店はずっと開いていて常にお客さんがいるためまとまって1時間の休憩を取ることはできません。基本的には予約と予約の間やカラーやパーマの放置時間の間に数分程度ごとに休憩をとります。
そのため、毎日残業があるのが当たり前のため、他業種に比べると美容師は長時間労働となります。

私の旦那も1日の労働時間は11時間(休憩1時間含む)です。日によってはさらに遅くなることがあるので、半日ほど働いていたなんてこともあり、体が心配になります…。
労働時間が長くなる理由
では、労働時間が長くなってしまう理由の詳細を説明します。
開店準備・閉店後の後片付け
営業時間前には、開店の準備や朝礼、予約状況の確認などをするため、開店の1時間前ほどから準備を開始することが多いです。
営業時間後には、後片付けや掃除などの時間がかかります。また、予約がいっぱいだった場合は、その日のお客さんのカルテを書く時間がない場合が多いので営業後に書くため時間がかかってしまいます。
技術向上のための練習時間
アシスタント時は特に、スタイリストになるための練習が必要になります。この練習時間は開店準備前の朝か、閉店後の後片付けの後の夜か店によって異なりますが、1時間~2時間程度を練習に費やします。
また、スタイリストであっても自身の技術向上のための自主練習や、アシスタントへのレクチャーをするため、アシスタントとスタイリストに関係なく、練習時間が発生することがほとんどです。
メニューアップによる時間超過
お客さんの要望で、予定していたメニューから追加になる場合があります。次のお客さんがおらず、営業時間を延ばすことで対応ができる場合は、メニューの追加も対応する場合があります。その場合は、営業時間を超過するため、残業となります。
また、予定していたよりも時間がかかってしまった場合も営業時間内に終わらないなんてことも日常茶飯事です。営業時間内に終わらなければその分、労働時間が伸びることになります。
まとめ
今回は美容師の労働時間について紹介しました。
美容師の労働時間は、法律上の基準はあるものの、実際には長時間に及ぶことが多いのが現状です。開店準備や閉店後の作業、技術向上のための練習、さらにはお客様対応による時間延長など、さまざまな要因が労働時間の長さにつながっています。
これから美容師を目指す方や、美容師のご家族を支えている方にとって、今回の記事が少しでも理解の一助となれば幸いです!
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